Fujishima Senior High School SSH

『基礎枠の取り組み』


第1回理工医セミナー(5月2日(火))

 5月2日(火)本校プラタナスホールにて、理工医セミナーrikou1.jpgが行われました。第1回目は本校の卒業生でもある福井大学医学部 藤枝重治教授を講師に迎え、「医学部に入ってから、どのようにして医師になることができるのか?」という演題で、ご講演頂きました。参加した生徒からは「医学部に合格することも大変ですが、その先の医学部に入ってから、どの様な経験を積んで医師になっていくのかがわかりました。」などの感想が多くありました。

第2回理工医セミナー(7月10日(月))

7月10日(月)本校プラタナスホールにて、第2回の理工医セミrikou2.jpgナーが行われました。本校の卒業生でもある福井大学医学部科 林 寛之 教授を講師に迎え、「医者として君たちに期待すること」という演題で、ご講演頂きました。参加した生徒からは「患者さんの気持ちになって応じる必要性や、次のステップを予想して素早く対応する心構えなど、医師として大切なことを学んだ。」などの感想が多くありました。

 

第3回理工医セミナー(12月27日(火))


第3回は本校の卒業生が講師を務め,ノーベル化学賞を受賞しrikoui3.pngたクロスカップリングの実験実習を行った。蛍光色素がどのように発光するのかなど講師が先輩ということもあり気軽にちょっとした疑問でも質問をしていた。本校の生徒にとって大変身近な目標として捉えていたようである。

研究ⅡS「英語による中間発表会」(7月12日(水))

研究ⅡS「英語による中間発表会」を福井大学に在籍するeigo.jpg5名の外国人研究員を助言者に招き、研究に携わっている生徒一人一人が英語を用いた中間発表を行いました。発表はA4用紙に、「テーマ設定の理由やなぜ興味を持ったのか。また今後どの様なことを究明したいのか。」を中心に、表面は英語に、裏面は日本語にまとめ発表しました。レジュメ以外にもタブレットを使い写真を見せる生徒やパネルを用意し説明する生徒も見られ、自分たちの研究を上手く伝えようとする工夫が見られました。

研究ⅡB「教授質問会」(7月6日(木)12日(水))

 本校の文系研究では、法と政治、kyoju.jpg経済、心理、歴史、教育、芸術、日本語・日本文学、国際・コミュニケーションの各講座で課題研究を進めています。例年7月に大学の専門家をお招きして自分の課題設定や研究の進み具合を説明し、講座全体で質疑応答や議論をした上で専門家の方々に助言をいただく機会を設けています。今年の研究では「自分が何を問いたい人間なのか?」ということを課題研究を通して考えることを年間の最高目標として日々研究に取り組んできました。講座やグループ、個人によって進み具合は異なりますが、専門家の見地から厳しくも温かい助言をいただいたり、研究手法の具体的なアドバイス、専門的な知識や興味深いエピソ

ードを紹介して頂きました。自分の課題設定の甘さや、見落としていた視点

に気付くよい機会になったようです。

 

グローバルチャレンジプログラム(7月9日(日)~16日(日))

国際化を意識した英語による科学教育の実現とグローバルに活gloch.png躍するリーダーの育成を目的とする。世界トップレベルの大学が集まるアメリカのボストン市内で,マサチューセッツ工科大学(MIT),ハーバード大学などの学生や現地高校生との交流を通じて,自分の目指すべきキャリア像を描き,21世紀を担うリーダーを育成する研修である。

<研修先>

マサチューセッツ工科大学・ハーバード大学等
<研修内容>

ハーバード大学の学生とのセッション

ハーバード大学の授業を受講,現地高校生との交流
MITキャンパスツアー,MIT学生とのセッションなど

 

SSH校内研究発表会(7月18日(火))

3年生の全国課題研究発表会に出場するプレゼンやkounai1.jpg高い評価を得た研究を聞くことで、1、2年生が現在行っている研究活動を、より深い研究に繋げ、「SSH海外研修」の報告を英語で発表することで、今年度希望する生徒の意欲を高めることを目的としています。各発表の後質疑応答が繰り広げられ、発表者、聴衆ともに理解を深めることができました。

発表内容kounai2.jpg

・SSH海外研修「英語による報告」

・「界面活性剤の乳化作用の研究」

全国SSH生徒研究発表会で発表予定

・「シアノバクテリアの研究」

京都大学サイエンスフェスティバル副学長賞

 

サイエンスキャンプ(7月19日(火)) 

 

県内にある最先端の科学技術や世界に誇れる技術をもつ企camp.png業や研究所を訪問し,その技術の基本にある科学的な原理や理論を学び,科学に対する興味・関心を深める。また,研修を通して,実験に関する知識や技術,実験を考察する能力を高めることを目的とする。

<株式会社田中化学研究所>

工場見学・陽極材の講義、実習

<株式会社テクニカフクイ 工場見学>

工場見学・音の歴史と蓄音機の講義、実習


若狭湾エネルギー研究センター研修 (7月19日(火)) 


 若狭湾エネルギー研究センターにおいて,最先端の測定機器を利用した実験・実習の体験プログラムを実施した。プログラムは研究の手法を学ぶもので,参加生徒は小グループに分かれて,各グループごとに研究員から指導を受けた。
この研修は平成19年度に実施して以来9回目の実施となった。本年度は2年生理科系SSHコースの生徒全員対象とし,39名が6グループに分かれて参加する形で実施した。

<実験内容>
・環境水等に含まれる微量金属分析    ・プログラミングと近似計算の基礎
・電子顕微鏡によるミクロ組織の観察   ・アルデヒド脱水素酵素の遺伝子型判定
・金属の蒸発と薄膜生成実験        ・蛍光多重染色による細胞分裂像の観察
・発光ダイオード(半導体)の特性と光子数の算出

 

関東研修(8月3日(木)~ 8月4日(金))

2年生理科系コース生徒22名を対象に,科学全般に関する興nims.png味・関心を喚起し,科学知識を深めることを目的とし,和光理化学研究所,防災科学研究所,高エネルギー加速器研究機構(KEK),材料研究機構(NIMS)を訪問する宿泊研修を行った。

 

<生徒感想より>

国土強靭化構造材料の講義で,「形あるものはいつか壊れる,だから壊れないようにするのではなく突然の崩壊を防ぎ,前兆がわかるようにする」という内容を聞いて,人名,財産を守るということを考えた時,自分は,壊れない→守るという考えしか思いつきませんでしたが,木村さんは,前兆がわかる→守る という閑雅を持っているということ分かり,また自分の「壊れない」という考えは不可能であることに気づいて,木村さんの持つ視点にとても感心しました。

 

全国SSH生徒発表会(8月9日(水)~10日(木))

平成29年度SSH生徒研究発表会が神戸国際展示場で開催されzenkoku1.pngました。本校は3年生の淺井宏依さん,加藤遥菜さん,高橋由季乃さん,谷口朋さんの計4名が「乳化の量的関係を探る~水と油と洗剤と~」というテーマでポスター発表を行いました。生徒たちは,水・油・洗剤の混合比や混合強度などを変えて行った実験結果を分析し,「含水限界値」や「乳化率」という独自の数値により考察した結果を,丁寧に説明しました。その際に,タブレットを使用して補足資料を提示することで,聞き手が分かりやすいように工夫していました。初めはすらすらと言葉が出てこないなど,発表に戸惑う姿zenkoku2.pngも見られましたが,次第に慣れてきて,聞き手とキャッチボールをしながら発表を行うことができるようになってきました。また,1日目のポスター発表中に並行してアピールタイムも行われました。アピールタイムでは短時間ではありますが,内容を要約してパワーポイントによる発表を行いました。
本発表会において,生徒らは基調講演や他校の発表を聞くことでより科学への興味・関心が高まり,また,自分たちの発表スキルの向上に加え,専門的な研究者からの質問や助言により,自分たちが行ってきた研究をより深めることができました。

 

サイエンスダイアログ(6月8日(木),7月13日(木),11月15日(水))

日本学術振興会のフェローシップ制度により来日している優秀なdialog.png外国人若手研究者を派遣していただき,現在取り組んでいる研究についてレクチャーを行いました。今年度は計3回実施しました。
第1回 参加生徒 1年生6名,2年生4名,3年生2名
講師 Andreas DECHANT博士(ドイツ) 京都大学大学院理学研究科
内容 「理論物理学の概要とドイツの紹介」(物理)
第2回 参加生徒 1年生6名,2年生1名,3年生1名
講師 Celeste DAMIANI博士(イタリア) 大阪市立大学
内容 「低次元トポロジー,ブレイド群の一般化と4次元の結び目理論」(数学)
第3回 参加生徒 1年生9名,2年生32名,3年生5名
講師 Daniel GOMEZ-CSSTRO博士(スペイン) 関西学院大学
内容 「古代ギリシャの傭兵について」(歴史)

<生徒の感想>
・物理の面白さを抽象的で専門的な表現だけでなく,分かりやすい言葉や具体例で説明してもらえ理解しやすかった。
・実技を用いてプレゼンをしていたこと。シンプルな考えを基に,深く考えていくことの面白さを伝えてくれた。

 

動物解剖学実習(12月10日)

福井大学医学部の飯野哲先生をはじめ,堀口和秀先生,橋本kaibou.png隆先生のご指導のもとで,動物解剖学実習が行われました。実習には,1年生・2年生の計30名が参加し,まずは解剖を行う際の心構えや生命の尊厳について学び,その後,実習に入りました。最初は,初めて手にするメスや解剖ばさみの扱いに苦戦していましたが,先生方に質問しながら進めていくうちに少しずつ慣れ,色々な器官の配置や大きさや主な器官の内部構造などを教科書などで得た知識と確認しながら詳しく観察していました。

 

研究Ⅰ講演会(12月15日(金))

 

1年生が履修している学校設定科目「研究Ⅰ」の取組として,まkenkyu1.pngた,平成27年度より実施している入学生初期指導の一貫として,飛田先生の講演会を実施しました。今回で8回目となる講演会であるが毎回生徒,教員からも好評を得ており,本年度も同様の内容で実施しました。講演は,「創造は何もないところから作り出すのではなく,経験によって得られた記憶をつなぎ合わせることから始まる。また,自分というものは,他人がいてつながりを持つことで初めて存在することができる。倫理や道徳は他人とうまく折り合うための知恵であり,コミュニケーションは人間関係を取り結ぶ架け橋,生きていくための本質的活動である。学んで身につけた能力は,仕事を通じて他者を幸せにするために使わなければならない。他者が幸せになることによって,自分も幸せになれるのである」という内容でした。

 

学校設定科目「研究」(通年)

1年生「研究Ⅰ」

週2時間、学校設定科目「研究Ⅰ」として「社会と情報」に関するkenkyu1.jpg内容と課題研究に向けての基礎習得を行っています。1学期の課題研究系の授業では、物事をどの様に表現すれば相手に伝わりやすいか等をテーマに、メディアリテラシーやプレゼンテーションの方法についてクラス毎に学びました。少人数グループによる演習形式の授業なので、活発な意見交換が行われています。また、「ビブリオバトル」を行うブックミーティング、ディベートなどにも現在取り組んでいます。

 

後半の活動では、「課題研究」の準備に取り組みました。文系は①法と政治②経済③歴史④国際外国語⑤日本語日本文学⑥心理⑦教育⑧芸術の8分野に分かれて、先行研究の分析や「研究ⅡB」の仮課題設定などを行いました。理系は①数学②物理③化学④生物⑤地学・環境⑥生活科学⑦スポーツ科学の7分野に分かれて、研究計画書の作成や体験実習,論文購読を行いました。

2年生『研究ⅡS、ⅡA、ⅡB』

1年次の研究Ⅰで学んだことを活かし、自ら設定した課題について、主体的に研究をすすめていくことを目標に2年生は「研究ⅡS、ⅡA、ⅡB」に取り組んでいます。一人ひとりの興味・関心に応じて課題を設定し、課題研究を進めています。

 

生徒課題研究発表会(平成30年2月23日(金))

7月に行われた中間経過報告会以降の取組みを、「研究ⅡS」のkenkyu2-1.jpg12グループは口頭発表、ポスター発表、「研究ⅡA」「研究ⅡB」の111グループはポスター発表という形式で発表しました。「研究ⅡS」口頭発表は6会場に分かれ、1年生と2年生「研究ⅡA」「研究ⅡB」選択者が聞き手として参加しました。どの発表もよく考察され、参加した生徒はみな熱心に聴き入っていました。また、助言者の先生方からの御意見や御質問は発表者の今後の研究に大いに役立つものとなりました。

ポスター発表は第1体育館で実施されました。発表者は、成果発表ということで、聴衆の目を見ながら、堂々とプレゼンテーションしていました。聞き手として初めて参加した1年生にとっても、これからの研究に向けて非常に参考になったようです。

また、今年度は、ポスター発表終了後に1年間の研究の「振り返り会」を実施しました。ポスター発表で聴衆の皆さんに書いてもらった評価シートを即時フィードバックし、今回の発表、今までの研究について講座ごとに振り返りました。

kenkyu2-2.jpg kenkyu2-3.jpg

3年生「研究Ⅲ」 

昨年度から新たに,第3学年全員を対象に「研究Ⅲ」という科目kenkyu3.jpgが開設されました。現代社会の問題点を鋭く指摘する文章や資料を用いて、「文化とは何か」「なぜ私たちは英語を学んでいるのか?」といった本質的な問題について考え、議論し、意見文にまとめる、といった言語活動を中心に行いました。年間で8テーマ,うち4テーマが文理共通,4テーマが文理別でした。理系で扱うテーマには数学・物理・化学などの知識を横断的に使って解いていく問題などを5問設定しました。どのテーマについても、議論しながら、理系であれば時に実験をしながら考えていく中で、高校で学ぶ知識はそれぞれが結びついていることを実感できるような有意義な学習となりました。

 

 

『重点枠の取り組み』


マグネットスクール開校式(6月10日(土))


藤島高等学校SSH科学技術人材育成重点枠プログラムmagnet1.jpg『Fukui Magnet School For Science and Technology』の開校式が、6月10日(土)に新嶺会館3階プラタナスホールで行われました。ふくいマグネットスクールは科学分野に興味を持つ県内の中高生を対象に科学や科学技術の高みを目指すプログラムです。H29年度はスタンダードコースに61名、アドバンスコースに49名の参加希望がありました。

開校式では田中校長、鈴木指導主事から「励ましの挨拶」をmagnet2.jpg頂いた後、アメリカの高校生との交流や研究機関を訪問したSSH海外研修で学んだことの英語による発表や昨年度課題研究に携わった生徒からの5テーマの発表会がありました。両コースとも君たちの興味関心を深める多くの講座が用意されています。多くの講座を受講しサイエンスに対する関心が高まることを期待しています。

◆スタンダードコースプログラム概要◆
【オープン講座】
分野 月日 講座タイトル 講師
数学① 7月29日 論理パズル 福井大学附属義務教育学校
草桶 勇人
藤島高校教諭
家根谷 直登教諭
数学② 10月21日 図形と論理 福井大学
保倉 理美教授
物理 8月3日 いろいろなブーメランを
作ろう
福井工業大学
赤澤 孝教授
森川 清香TA
谷口 真唯TA
理科総合 7月9日 福井大学「きいぱすカフェ」 チラシ参照
化学
生物
8月4日 HT29159日本学術振興会
ひらめき☆ときめきサイエンス
「君のお気に入りの分子の模型を作って学ぼう!

-ミクロな物質の世界-」

福井大学医学部
藤井 豊教授
田中幸枝助教
内木宏延医学部長
他 5名
【中高生と小学生との交流】
月日 場所 講師
科学全般 11月中旬 福井県児童科学館
(エンゼルランドふくい)
藤島高校教員
大森・前田実
【中高連携課題研究】
分野 月日 講座タイトル 講師
数学① 8月17日 2進数のパズル・ゲームへの応用 福井大学
西村保三教授
数学② 9月30日 格子多角形の幾何 福井大学
西村 保三教授
福井大学大学院
間庭 彰郎
物理 7月
22日
23日
29日
小型衛星をつくる 東京大学
中須賀真一先生
化学① 6月17日 最強のスライムを
設計しよう in 福井大学
福井大学
藤井 豊教授
淺原雅浩教授
青山絹代助手
西袋 歩TA
清水 脩平TA
化学② 6月18日 化学構造から「香り」を
設計しようin福井大学
福井大学
藤井 豊教授
淺原雅浩教授
西袋 歩TA
清水 脩平TA
生物 7月22日 「バイオエタノールと酵母」 福井大学
末 信一朗教授
中村 卓登TA
宮脇 さつきTA

 

◆アドバンスコースプログラム概要◆
【オープン講座】
分野 月日 講座タイトル 講師
数学 9月24日 図形の色塗りの数理 福井大学
櫻本篤司教授
福井大学大学院
森下拓也
物理 8月4日 大学での
基礎物理授業体験
福井大学
栗原一嘉教授
西海豊彦准教授
浅野貴行講師
物理 9月16日 原子から素粒子の
世界へ
福井大学
田村圭介教授
生物 10月1日 CiRAクラスルーム2017-サイエンスラボでiPS細胞を見てみよう- 京都大学
iPS細胞研究所
和田濱裕之博士
他 4名
化学
生物
8月4日 HT29159日本学術振興会
ひらめき☆ときめきサイエンス
「君のお気に入りの分子の模型を作って学ぼう!-ミクロな物質の世界-」
福井大学医学部
藤井 豊教授
田中幸枝助教
内木宏延医学部長
他 5名
【高大連携課題研究】
分野 月日 課題研究タイトル 講師
数学 9月9日
9月23日
10月8日
10月21日
暗号の数理 福井大学
細田 陽介教授
物理 8月26日
9月8日
9月23日
放射線測定
~身近な物質に含まれる
天然放射性物質の測定~
福井大学
小川泉准教授
物理 8月26日
8月27日
C言語を利用した
自律移動型
ロボットの制御に挑戦
福井大学
川谷亮治准教授
化学 8月10日
9月9日
9月23日
9月24日
浸透圧ってなぁ~に?
-浸透圧-
-水の束一的性質-
福井大学
藤井 豊教授
田中幸枝助教
化学 8月9日
9月16日
9月23日
9月24日
環境分析~身近なモノを測定してみよう~ 福井大学
内村智博教授
生物 8月26日
9月9日
9月30日
酵素
~酵素を使ってタンパク質の性質を調べてみよう~
福井大学
里村武範准教授

先端科学研修「サイエンスキャンプ in 敦賀」(8月19日(土),20日(日))

参加生徒 アドバンスコース18名camp.jpg
先進的な研究に取り組んでいる県内の研究施設である福井大学附属国際原子力工学研究所を会場に,実験・実習を中心とした研修を2日で行いました。いくつかの違った方法で,身近な自然の放射線を測定することで,感度や見え方が違うことを知り,実験の楽しさ・装置の概要・測定の原理を実感し,自然科学への興味を深めました。
講 師 福井大学附属国際原子力工学研究所
副所長 教授 有田 裕二 副所長 教授 宇埜 正美
教授 泉  佳伸  特命助教 松尾 陽一郎
特命助教 エクバル ユスフ 研究機関研究員 村上 幸弘

屋久島・種子島・桜島研修


参加生徒 スタンダードコース30名

事前研修(7月30日(日))
藤島高等学校にて,桜島の自然と噴火の歴史,種子島宇宙センターの取組とJAXA宇宙開発,屋久島の自然と人間の歴史的共存などについて,班ごとに調べ,発表しました。

本研修(8月3日(木)~4日(金))
鹿児島大学の井村隆介准教授に全行程同行し講義・解説いたyakushima1.jpgだきました。今年度は台風の影響により4日間の行程を2日間にして実施しました。
8月3日(木)は「桜島の自然観察・講義」桜島国際火山砂防センターにて桜島の地形・地質などを観察ししました。また,桜島国際火山砂防センターの施設を見学して,火山のしくみ,防災や砂防のしくみなどを研修しました。
8月4日(金)は霧島神話の里公園で霧島地方の自然観察と講義を受けました。

事後研修(11月4日(土)~5日(日))yakushima2.jpg
屋久島・種子島・桜島研修の事後研修として,鹿児島と福井の自然環境を比較しました。白山砂防科学館や福井県立恐竜博物館,東尋坊周辺にて研修を行いました。

海外研修(アメリカのマグネットスクールとの交流) (3月11日(日)~18日(日))

 

参加者:アドバンスコース生徒 26名
海外研修はアドバンスコースの最後の研修として位置づけで,kaigai1.jpg希望者参加型で実施しました。目的は,この研修を通して海外での英語による授業や実験を体験し,さらに大学および研究施設を訪問しアメリカにおける最先端科学の現状に触れ,博物館では展示見学し,国際的視野の育成を図ることです。重点枠は,現地の研究者に加え,海外で活躍する日本人研究者から,海外で科学研究を行うことの意義や成果を学ぶことに重点をおきます。研修では,毎年交流してきたアメリカ合衆国のトーマスジェファーソン科学技術高校で授業参加及び課題研究のプレゼンテーション(英語)を行い,現地高校生との交流を行いました。さらに大学や研究所等の研修を通して国際的視野を広めた。なお,海外研修の事前研修として,HPから訪問校の下調べを行い,発表しました。

<研修先及び研修内容>
○研修1 アメリカの研究所研修
研修先 ブルックヘブン研究所(Brookhaven National Laboratory)
内容   実験内容に関する講義および施設見学。研究者とディスカッション・質疑応答。
○研修2 アメリカの大学研修
研修先 コロンビア大学(Columbia University in the City of New York)

内容  施設見学
○研修3 ゴダード宇宙飛行センター研修
研修先 ゴダード宇宙飛行センター(Goddard Space Flight Center)
内容 科学者,エンジニアと教育スペシャリストから国際協力による宇宙開発について学術的

講義を受け,関連した施設とビデオプレゼンテーションを見学。
○研修4 スミソニアン博物館研修
研修先 スミソニアン博物館(Smithsonian Museum)群
内 容 自然科学や科学技術に関わる多数の資料や標本の展示見学。
○研修5 トーマスジェファーソン科学技術高校授業体験
研修先 トーマスジェファーソン科学技術高校
内 容 授業体験参加およびSSH重点枠活動紹介プレゼンテーkaigai2.jpg

ションによる交流会生徒は数名ずつに分かれてそれぞ

れの教室で授業を体験する。教室までの案内等は,現

地高校生が行う。交流会では,生徒は,英語によるス

ピーチで日本の学校生活や文化の紹介し,SSH重点枠

での研修や活動を紹介しました。

SSH重点枠で取り組んだ,研修や課題研究紹介の発表を

行い,質疑にも生徒自身が応じました。