平成16年度 学問発見講座が開催されました

(1)目的 生徒の志望の多い大学の教授陣を招聘し、できる限り多くの学部・学科に関わる講義や研究の内容を教示していただき、生徒の大学観を育成する。
(2)期 日 11月26日(金)
(3)対 象 2学年生徒
(4)時 程 14:35〜14:45 清掃 14:25〜14:55 講師ミーティング
14:45〜14:55 教室移動
14:55〜15:00 司会生徒が講師誘導
15:00〜16:15 講義(50分間)+ 質疑応答(25分間)
16:15〜16:20 講師移動
16:20〜16:30 講師休憩(応接室)
16:30〜17:10 交流会 ※第一・二講義室 にて
17:10〜自由懇談会
  

No 学問領域 講師所属 講師名 生徒の感想より
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文学 金沢大学
文学部史学科

古畑 徹 先生
少しも聞き逃したくないと思うほど興味深く、とても楽しく、何よりおもしろいお話しだった。文部科学省の検定に通った教科書でさえ、数年違っただけで内容がまるで違うというのを目の当たりにし、驚くと同時にやはり歴史は刻々と流れ変わっていくものだと再認識した。また、一つのことを研究するのに、どれだけ多くのことを掘り下げなければならないかということを知り、歴史は人間が造るからこそ人間の営みすべてにかかわっているということに気付かされた。今日のお話は歴史学はもちろん、文学部についてのおもしろさを充分に教えてくれた。今後の進路選択の参考にするとともに、これからの学習に対する大きな刺激としたい。
A 教育学 福井大学
教育地域科学部

長谷川守男 先生
たくさんの資料を使って、詳しく語っていただきました。正直、教育学はそんなに難しいものだとは思っていなかったのに、お話を聞くと、ただ生徒に勉強を教えるだけでなく、他の社会とも関わりを持っていることを知り、教育学の奥の深さを知ってますます興味が出てきました。先生は講義の最後で「テストの点がいいか悪いかでなく、自分がやるかやらないかが問題だ。大学では自分でやれる人間を求めている。」というようなことをおっしゃっていました。この言葉を心に留めて、自分でやれる人間になれるよう、今からがんばって、大学で教育学を学びたいです。
B 心理学 京都大学大学院教育学研究科
皆藤 章 先生
心理学を甘く見ていたなぁと実感した。聴くという力が自分にどれほど少ないかということもわかった。生きている意味を「〜だから」というのではなくて、意味が自然とくるのを待っているのが大事と聞いてこれからの生き方が変わっていくような気がした。
 心理学の学科に興味を持ち始めていたから、今回はとてもよい機会になった。臨床心理士というお仕事に就いている先生から実際の話を聞いて、つらさとか悩みが聞けたからとても参考になった。人の悩みを抱えるのをつらいかなど、いろいろ考えることもこれからできるようになると思うし、これからの進路に大きく影響すると思う。この講座で皆藤先生の話を聞くことができた偶然を大事にしたい。
C 法学 金沢大学法学部
大友 信秀 先生
私は今まで名前だけでしか大学を選んでいなかったかもしれない。大友先生の話を聞いて、今までの自分が恥ずかしくなった。大学が必要としている人は、ハキハキ自分の持っている意見を言える人、また「自分で絶対〜する!」という信念を持っている人だということが分かった。今まで法学は法律を学ぶところぐらいしか認識していなかったけど、この変化の激しい社会において、いろんなものに適応させてルールを定めたり、考えていかなきゃいけないし、また人を問題にしている点では社会問題という基準が定めにくいものから、2つの概念を対立させ、そこから軸ができて話が展開していく、そういう学問なんだということが新たに分かった。大学の現況などもすごく詳しく話していただきよい講座だったと思う。これからの勉強の姿勢を本気であらためたい。あと、自分のしたいことについても本気で考えようと思う。
D 経済学 福井県立大学経済学部
廣瀬 弘毅 先生
講座を受ける前は、経済学という学問はとても難しいものだと思っていたが、話を聞いてみるととてもおもしろく、勉強してみたくなった。この講座を選んだ理由は、めざしている企業の社長が経済学部だからという安易な理由で、特に強い意志を持っているわけではなかったが、今回の講座を受けて経済学部に進みたいと思うようになった。
先生が分けてくださった資料もとても分かりやすく、経済とは何かということを視覚的にとらえることができた。明確な目標ができたのでこれからの勉強も力を入れてがんばりたいと思う。
E 電気電子工学 福井大学工学部
小林 喬郎 先生
普段身のまわりに何も関係ないようなレーザーも、通信・計測・医学・バイオなどさまざまな分野で活用されており、驚きの連続だった。また、レーザーによって空の状況を観測したり、ガスの検出への利用ということも自分にとっては未知の存在で、非常に関心を持つことができた。
 インターネットで有名な光ファイバーも、土砂崩れや建物の亀裂を遠くから察知することに利用しているということも大きな驚きだった。
 今まで自分はレーザー=軍事目的という発想しかなかったのだが、さまざまな社会への貢献を知り、大きな驚きと感動があった。また小林先生は進路の話もしてくださり、非常に参考になった。自分にとってとても意味のある講座となり、とてもよかった。
F メディア
工学
福井大学工学部
桜井 哲真 先生
興味がある話題だったので、非常に有意義に過ごせた。コンピュータの処理原理の話は以前にも何度か聞いたことがあったが、今回はグラフィックや音波波形の処理・圧縮といった具体的事例をもとに説明されていたので、大変理解しやすかった。
 コンピュータを2進法やLSIなど、考え方やしくみの面から、そして開発までの経緯、企画、開発者の裏話などの面からという風にさまざまな側面から立体的にとらえて学ぶことができたと思う。
 福井大学で行われている研究にも興味がわいた。特に画像計算、技術、そして光ファイバーを用いたセンサーの開発など、きっかけや目的はシンプルでなじみ深く、内容は高度でおもしろそうだった。
G 知能情報 名古屋工業大学大学院工学研究科
伊藤 英則 先生
知能情報という言葉から、ロボットの人工知能についての研究だけをしているのかと思ったが、ロボットだけではなく、自分の脈から音楽や絵を作ったり、与えられた絵や文字を違ったように加工するのも知能情報の分野であるということが分かった。
 また、人工知能を人間のように発達させるのは難しく、人間の心や人間の動きは複雑なものだということが分かった。感情を作るのも全員がそうだと思う感情はなかなか作りにくいということが分かった。それでも感情、表情を作る研究が進んでいて、近未来には外観は人間そっくりのロボットも作れそうだということも分かった。しかし、中身も人間そっくりにするには1つ1つのデータを入れていかなければならないのでやはり大変だと思う。人工知能はまだ発展途上で、これからの世界で注目される分野だと思う。将来人工知能を研究したいとも思った。
H 建築工学 東京工業大学大学院総合理工学研究科
元結正次郎 先生
今日の講座は自分にとってとても大きな意味を持つものになったと思う。自分の父は建築士をしていて、いろいろと仕事の内容について聞かされていたのだが、その内容をより深く考えることができた。特に構造に関する話では、命を守る≠建物を守るというところに共感させられた。車でいうとベンツとトヨタみたいな関係だろうか。よく木造建築においては、建物を破壊することで、壊れた木造建築でもって人を守ることができると聞いていた。この話は間違いではなかったということが今日先生の講義を聞くことで分かった。また、人は空間における密度を一定に保とうとするという話を聞いて、「そういわれれば・・・」と思わされた。こういったことも建築に関係しているということが分かり、正直驚いた。
 今日講義を聞いて建築の道へ進もうという意志が固まったように感じる。今後もっと建築について学び、不確かな部分を確かなものにしていきたい。
I 医学 福井大学医学部医学科
村田 哲人 先生
精神の疾患は「心」の問題だというイメージがあったけど、身体に強く関係があり、はっきりと「回復した」というのが分かることができる、ということが分かった。医学部の全体としては6年間の大学での学習に加え、2年間の猶予期間ができたということを知った。
 他人の表情が分からないというのも精神病の一つであり、また病気の中にも陽性、中性、陰性があると今日初めて知って驚いた。やっぱり精神病も外科や内科と同じなんだとあらためて思った。精神科に進みたいと思っていたので、今日いろいろ新しいことを学べて、さらにこれから希望に向かって進めるようがんばろうと思う。
J 薬学 金沢大学大学院自然科学研究科
米田 幸雄 先生
今日は先生が研究なさっているアルツハイマーについてなど、脳に焦点を絞ってお話ししてくださいました。また、金沢大学についてもとても貴重なお話しだったと思います。なかなか先生のお話を直に聞くことはできないので、今日はとても良かったです。私たちの年から6年制に変わる薬学部、何がどう変わるのかずっときになっていたので、そのことについて聞くことができて納得できたし、大学の先のことも知ることができました。実習の時間が半年程はいると聞いて、ますます薬学部に入りたいと思いました。物理・科学・生物すべてが関係する薬学部は倍率も偏差値も高いのでとても大変だと思いますが、絶対入りたいと強く思いました。
K 看護学 福井大学医学部看護学科
佐々木綾子 先生
私は助産師になりたいと思っているので、今日の講演は本当にためになりました。先生も助産学を専攻しているということで、妊婦教室などの写真を見て、こんなこともしているんだなぁということがわかり、ますます興味がわきました。また「母性」の話についてもなるほど、と思うことがありました。
 私は「看護士の資格が取れれば、どこの学校に行っても同じ」と思っていました。でも先生のお話にもあったように、患者さんの高学歴化が進んでいるから、信用されるためには広い知識を身につけることが大切なんだと分かりました。それに自分の知識に自信が持てれば、自分の判断にも自信が持て、よりよい看護につながると思います。
 今日のお話を聞いて、今まで持っていた「看護」の仕事に対するイメージが大きく豊かになりました。これからの進路選択に役立てたいです。本当にありがとうございました。

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