全体会自由発言98(過去ログ)


全体会委員長より
田中(98/8/31 12:24)

 本日まできちんとした形でご報告することを怠ってしまったこ
と、このページをご覧になられた方やご意見をいただいた方、ま
たご協力いただいた方に大変申し訳なく思っています。改めたお
詫びしたいと思います。

 私たち98年度全体会はただいまシナリオ下記を中心として、
学校祭に向けて日々頑張っているところです(問題に直面するこ
ともしばしばで、予定通り進んでいないのも実状ですが)。ここ
で今年の全体会が力点を置いていることを説明したいと思いま
す。

 4月から活動を始めた全体会ですが、まずテーマの決定すると
きに出てきた問題が「全体会とは何か」ということでした。毎年
何の議論もなく学校祭に組み込まれてきた全体会ですが、誰もが
全体会に疑問や不満がないのかというとそうでもなくて、何とな
く“いや”とか“やめたい”という気持ちが大半の生徒にあると
思いました。本来全体会とは「藤島の生徒が考えていることを主
張し議論する場、日頃思うことを言うところ」、そんな生徒主体
の場であるはずなのです(もちろん全体会委員も生徒であること
は変わらないことなのですが)。しかし考え直してみると実際、
全体会委員とそれ以外の生徒の間に大きな壁ができて、全体会以
外の生徒が完全にオーディエンスになっていることがよく言われ
ます。

 生徒が完全にオーディエンスになっている理由としていくつか
考えられますが、大きな要因として以下のものが挙げられると思
います。

  @.全体会委員会の調査内容が、全体会以外の生徒のしっか
り伝わらない(内容面)
  A.全体会以外の生徒が全体会の時間に発表、その他活動す
ることがない(表現面)

 まず@についてですが、これは毎年の全体会が悩んでいること
です。これは知識や議論の量的な差から、全体会委員と全体会以
外の生徒に壁ができてしまっていることに大きく由来していると
思われます。もちろん、それは全体会以外の生徒がいろいろなこ
と(人生、社会、etc.)について無知であると言っているのでは
ありません。それよりもむしろ、全体会委員が調査や議論してき
た内容が一時間半という全体会の時間に伝えられないことが大き
いということなのです。もちろん、全体会のプレゼンの手際の悪
さも問題だとは思いますが。全体会は今まで調査してきたバック
グラウンドがあるが、全体会以外の生徒にそれが十分に伝わらな
い。そこから「全体会は独りよがりで自己満足に終わってしまっ
ている」と言われる状況が生み出されているのではないでしょう
か。

 それにもう一つ考えてみたいのは全体会のテーマについてで
す。つい最近次のようなご意見をいただきました。

>いつも、発表(討論)しようとする内容に対する準備期間が短い
>せいなのか、直前(本番の朝)までゴタゴタしていますし、内容
>についての考察も浅いような気がします。

 このようなご意見をお持ちの方は藤島の内外に関わらず多いの
ではと思い、私は委員長として全体会のやり方についてもう一度
考え直してみようと思いました。

 まず全体会のテーマについて。全体会のテーマとしては、みん
なが普段考えたくても何となく一人では限界があって放っておい
てしまいそうなテーマを選んでいます(もちろん、一人で考えて
も分からないところが出てきたら、自主的に本を読んだり人の話
を聞くことが本来のあり方だと思いますが・・・)。自己の確
立、安楽死、試験管ベビー、大学入試制度、福井改革,AID
S,脳死、愛、友情、戦争、そして藤島改革・・・。

 しかし、それは同時に、全体会の扱う問題はそう簡単に答えが
出ないものと言うことができます。それゆえ全体会委員が真剣に
考えてもなかなか結論が出てこないのではないでしょうか。逆に
言うと、そこで解決してしまうような問題など、全体会のテーマ
として失格とも言えます。もちろんこれは決して開き直っている
のではなくて、私達はできることを全力で考え作り上げるつもり
ですが。私自身過去三年間の全体会委員長または副委員長から話
を聞くと、やはり毎年最後の方でギリギリのせめぎ合いをやって
いるようです。それまで調査してきたことがある程度まとまって
きて形になってゆくと、そこで根底を揺るがすような疑問が湧い
てきたり、結論がうまく運べなかったり(特に去年は私自身もそ
れを痛感しました。自己の確立を半年でやるのは辛すぎました)
するようです。そして時として本番の形がうまくいかない場合も
あるかもしれません。しかし、たとえそうであったとしても、私
は全体会をやる価値があると思っています。なぜなら、学校全体
が一つになって話し合える機会は全体会以外ないからです。一人
で考えて限界があるのなら、一度みんなで話し合ってみたい、一
時間半の中でそれが不可能であるならば、せめてみんなの考える
動機になってくれたらそれでいいと思います。

 そのためには全体会は押しつけになっては決してだめですが、
逆に押しつけにさえならなかったら、自己満足ではないと思いま
す。どんな不安定な結論であっても、見てくれた人の中でそれを
きっかけに考え始める人がいてくれれば、それはそれでやる意味
があるのではないでしょうか。もちろん全体会委員はできるだけ
納得のゆくプレゼンテーションを行おうと努力しています。

 と言っているうちに話が大きくそれてしまいました。話を戻し
ますと、全体会委員会以外の人がオーディエンスになってしまう
原因のそのA、

  A.全体会以外の生徒が全体会の時間に発表、その他活動す
ることがない(表現面)

ということでした。福井県のある学校で学校祭にディベートのよ
うな企画があり、、そのときにある色のリーダーがステージに上
がり、チームメイトに呼びかけて歌を歌い、それを見た他の色も
負けじと歌い始め、会場全体を興奮の渦に巻き込んだと言う話を
聞いたことがあります。藤島の全体会にも、そういう盛り上がり
があった方がいいのでしょうが、そうもいかないのが現状です。
原因は全体会、生徒の双方にあると思いますが。

 しかし、そこまでいかなくても、なんとか全体会と全体会以外
の人の壁を取り払いたいと毎年アイディアを搾り出しており、そ
こで今年(再)登場したのがレスポンス=アナライザーです(以
下レスアナ)。これを書いている8/31現在、スタッフの地道
な努力で完成を見たのですが、なかなか期待できると考えていま
す(「現場風景」のページに写真があります)。規模は100人
なので、全校生徒の十人に一人の割合でスイッチが行き渡ること
になります。全員ではありませんが、インタラクティブな雰囲気
を味わってもらえたらなあ、と思っています。また、レスアナの
最大の利点は、すべてに人が即時的に把握できることにありま
す。今までにも色板を上げてもらう企画はありましたが、、色板
だとステージ上の全体会のメンバーしか結局は把握できず、しか
も大まかに分かるだけでしたが、レスアナはそこのところは克服
しています。ただし一人一個スイッチがもてるわけではないのが
欠点と言えますが、1000個のスイッチを作るのは不可能でし
た。

 以上のように今年の全体会の方針と力点(今年のみに限らない
ことも多かったですが)を書いてきましたが、最後にもう一つ。
今年は舞台関係はしっかりと行い、関係者の方々にご迷惑をおか
けしないように最善を尽くしたいと思っています(すでに迷惑を
かけている節もありますが、全体会としても精一杯やっているわ
けで・・・)。

 今年の全体会が、歴史ある全体会に泥を塗らないため、またイ
ンターネットで応援していただいている皆様のご協力を無駄にし
ないためにも全力で頑張りたいと思いますので、これからもどう
ぞよろしくお願いします。

 なお、シナリオが出来次第掲載していきたいと思いますので、
どんどん批評していただけると幸いです(どうしても作っている
者は忘れてしまう視点や、客観的に見られない部分もありますの
で)。