全体会シナリオ(第三部)
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げすとc


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げすとC





ゲストD



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ゲストA

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ゲストA






ゲストA





























































































































ナレ
結局まず自分が変わらなければならないてことか。
うん、確かに自分のことを棚に上げて、
制度や他人のせいにするのは、自分勝手と言えるね。
おい、ちょっと待てよ。
自分が変わらなくちゃっていうのは確かに正しいかもしれないけどさ、
自分が変わってもどうしようもないことって学校の中にはいっぱいあるぜ。
例えばさ、はじめにあった進路指導や生徒指導のことだってさ、
どう考えても不合じゃん。
進路指導でさ、今年の藤島は高志高校より何点悪いとか、
進学校だから勉強しろとか、だらだらと喋るところなんか、
おれたちが悪いんじゃないからさ、
先生が変わらないなら、ずっと一緒のままだよ。
指導部だって夏休み課外だって同じことが言えるだろ。
結局、自分が変わったって何にも変わんないんだよ。
それのどこが藤島改革なんだよ。
そうだよ。指導部はちょっと他と違うと何でも制限しようとするだろ。
それに一番分からないのが、
そうする理由が「藤島らしくない」とか「他ではよくても、
うちではダメなんだー」とかで、全然理由になっていないトコロ。
こっちだって、
だったらどうして藤島では駄目なんですかって言いたいよ。
校則を守らなくちゃ駄目な理由がないのに
押しつけてくる先生の方が変わらなくっちゃ。
自分が変わっても同じだよ。なあ。
そうそう…。
   (のようなことを言って、Dと話し合う)
   (そこに割り込む形で)
それは違う。あなた達は先生がそういうことを言う理由が分かってない。
別に先生の肩を持つわけじゃないけど、
生徒が自分自身でやるべきことをやらないから、仕方なく代わりに
先生がやっているんじゃないの。
うん、おれもそう思う。考えてもみろよ。
例えば一番はじめに問題になっていた進路指導の場合だとみんなは、
藤島は進学校だ進学校だと言って、
生徒に勉強させる先生は不合理だって言っていたよね。
そのとおりじゃないか。
おれたちが高校に入って息つく間もなく、
大学を決めろ、一人でも多く東大・京大を目指せとか言って。
しかも、藤島は進学校だという理由で。
そして二年になったら、
昨年の三年生の大学合否と二年時の成績についてのデータを配って。
そうだよその上毎年年度末になると
合格者の名簿が職員室前に掲示されて、
結局いやでも大学に行ってもらうと、直接的ではないけれど、
目に見えない形で、半ば強制的に大学にいけなんて。
でも君たちは一つ忘れていることがある。
どうして先生がみけんにしわよせて、大声上げて
「藤島は進学校だから勉強しろ」って言うかってこと。
それは自分が東大生を生み出せば
世間で評判になるからって考えているからじゃない。
校長先生だって藤島からたくさん東大へ行けば鼻が高いしさ。
違う。先生が進学校だからって勉強させる理由は、
私たちが言われないと勉強しないからなんだよ。
放っとけば、一部の人はそれでも勉強するかもしれないけど、
大部分は勉強しないで結局自分の将来やりたいことができなくなって、
後で後悔した頃にはもう遅かった、
とならないように先生はやらしてるんだよ。
そう。そこで先生が押し付けられるのは不合理だ。
つまりですね、スクリーンをみて下さい。

  (場面はCに転換。Aにスポット。スクリーンは「説明シート1」。
Aは前に出てきたノートパソコAにスポット ンを
いじくっているふうにして、でもディスプレーにはカンペがあるのだ。)

問題を整理するとこういうことになります。
本当は生徒が勉強して、結果的に、いいですか、
結果的「説明シート1」にですよ、大学にたくさん合格するわけです。
それで藤島は進学校となるわけです。それが健全な学校なんですね。
でも今は違う。それが藤島は進学校だからがまず最初に来ちゃって、
だから、大学へ行かせようと先生は勉強させる。
全く本末転倒じゃないですか。

  (説明シート)

じゃあ、どうして先生は進学校を強調するかというと、
本来のように自主的に生徒が勉強しなくなっているから。
言わないと生徒はやらない。
そして将来の方向を変更しなくちゃならなくなる。どうでしょうか。

  (場面はA。プロジェクター消える)

  (C、Dはボーッとしている。
そう、他にも同じようなことが言えるよ。
さっき進路指導で学年全体の推移や他校との比較は
不合理だって言っていたけど、
結局私たち一人一人が変わればそういう進路指導もなくなると思う。
私たちが自分で自分のことを考え、
自分で進路を決めて自分から勉強すれば、
進路指導自体無用なものだからなくなるはずだよ。
先生たちだって、
本当に生徒に指示したいと思っている人はほとんどいないはず。
学校は生徒のためのものだから、
生徒が自発的に自分のことを考え直し、
すぐれた生活習慣を取り入れれば、
先生だって不合理な制度をすぐに変えるはずだよ。
うん、今のをきちんと整理すると、こういうことになるね。

  (場面はC。プロジェクターは説明シート4、
Bはノートパソコンをいじるように。
   そこにはもちろんカンペ)

この図の容器は先生や学校の制度、
ボール一個一個は生徒を表しています。
現在は生徒が自分で自分のことを律して、
他に甘えるような部分がないから、
ここで先生が指示することをやめれば(アニメーション)、
みんなの大半は三年間何もしないままで終わってしまう。
そして自分の目標をつかめない。
だから先生は指示しないままで放っておけない。
つまり、容器の底を外せないわけです。
でも、生徒一人一人が自分で正しい方向に導ければ(説明シート5)、
先生が箱の底を外しても、生徒は落ちない(アニメーション)、
つまり制度はなくてもよいから、
不合理な制度は廃止されるのです。

どうしよう。
なるほど、わかってきたような気がする。
やっぱり大切なのは一番初めに自分からかわること。
そうすれば、おあしな制度はおのずとなくなってゆくんだ。
でも、逆はありえない。制度が最初に変わることはないんだ。
(場面はC。スクリーンは説明シート6)
たとえば、生活指導だって同じことが言えるはず。
先生が「藤島だからだめなんだ」とか
「だめなもんはだめなんだ」って理由になってない不合理なことしか
言えないのももっともなはずなんだよ。
だって本来変えていこうとするのは先生じゃなくて自分自身なはずだよ。
周囲の誰がどう言おうと、
自分が変えようと思わないと自分は変わんないんだから。
先生が言っても変わんない。
でも、みんなは、
自分を変えてゆくのを自分でなく先生にやってもらっている。
でも、そんなのできない。
だから先生の指示には明確な理由や根拠はなく誰も納得できない。
だから、自分が変えてゆけばいいんですよ。
そしたら先生が指示する必要はなくなる。

(場面B。プロジェクター消える)

どう、やっぱり自分がか変わんなくちゃいけない。
出発点はそこ以外にないんだ。
そう。夏休みの課外だって、
私たち一人一人がしっかり勉強すれば必要なくなって、
課外もなくなってゆくんだよ。
(ここまで疑問に思っていて口を開く)
君たちの言っていることは分かったけど、
でもさあ、最終的に生徒が変われば不合理な制度や過剰な
先生の指導もなくなるって言ったけど、本当になくなるかなあ。
例えばさあ、スカートの長さの長い短いなんて
完全に価値観の問題だろ。
でも今あえて名前は言わないけど藤島でも一部の先生は、
ちょっと行き過ぎていると思うんだ。
もう、あそこまでいくと俗物根性丸だしって感じなんだけど。
あんなのって、もしオレたちが変わっても変わらないと思う

確かに私も一部の先生には度を超して
自分の主観や感情で判断しているなあと思う。
でも、基本的に学校は生徒中心なんだから、
もし生徒みんなが変わっても、自分で自分を高めることができれば、
先生にもやめてくれって要求できるはずだよ。

うん。もちろん問題なのは、
自分の見た目じゃなくて自分の心の内面なんだけどね。
今大切なのはスカートの長さじゃなくて、
自分で自分を高められるかどうってこと。
もちろん私は自分の内面が高まれば、
おのずと表面的なものも変わると思うけど。

そう。前にも言ったけど、僕ら一人一人が藤島そのものなんだから、
自分が変わればきっと何かが変わる。
学校の雰囲気の時にも話したよね。制度にしても雰囲気にしても何もしようとせずにそういうものだと納得してしまう。

「藤島はどうせこんなもんだ」っていう言葉で
すべてを片づけしまっていたのね。

そっか。わかった。
やっぱりスタートは自分が変わんなくちゃいけないんだ。
自分を自分で高めていけることが一番大切なんだね。

そう。そうすれば、今までただ何となく受けていた授業だって、
自分の目的をはっきりさせれば、もっと主体的に聞けるんじゃないの。
ただノートをとるんじゃなくて自分がわからないとこだけ聞けばいい。
今まで受け身だと思っていた授業も
自分次第で積極的なものに変えられるはずだよ。
うん。まず最初に変わるべきなのは私たち一人一人なんだね。
つまり真の意味の藤島改革は、
私たち一人一人の改革ということなんだ。

(場面はCプロジェクターはクライマックス)

これと同じようなことを今から百四十年前に述べた人がいます。

サミュエル=スマイルズ 『自助論』表示















































































プロジェクター消える

















説明シート4

アニメーション




説明シート5


アニメーション


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