仮想現実 〜ようこそリアルな嘘の世界へ〜 page6

◆IT班発表◆


↑IT班・オープニングムービー

 20世紀終わりから21世紀始めにかけて、情報技術は凄まじいスピードで発達してきました。ITの生み出す仮想現実には様々なモノがあります。メル友、ヴァーチャルアイドル、オンラインショッピングなどです。

 その中で、我々は特にチャットに注目しました。

 チャット画面を映す

 チャットとはインターネット上で行うおしゃべりの事です。音声など使って会話もできますが、大半は文字を使っての会話になります。普通の会話と同じようにリアルタイムで会話することが可能です。まず、チャットがどれくらい知られているか、インタビューしてみました。

 藤高生に対するインタビューの様子を映す

 ある程度の人がチャットについて知っていたようですね。チャットや掲示板の利用者は、インターネット人口の約60%と言われています。なぜこのように人々はチャットをするのでしょうか?チャットの魅力について紹介します。
  1. 匿名性…まず自分の名前が相手に知られないという匿名性があります。利用者の大半はハンドルネームという自分で考えた名前を使っています。
  2. 仲間意識…チャットルームの常連になっているうちに、仲間意識が生まれてきます。
  3. 遠くに住んでいる人と会話できる…チャットはインターネット料金以外のお金はかからないので、遠くの人と電話で話すより遥かに安く済みます。このため世界中の人々と気軽に会話が出来るようになります。
  4. 現実を忘れられる…チャットで話す人は大体が顔も見たことがない人なので現実を忘れて会話できます。日ごろのストレスや不安から開放されることが出来ます。
  5. 普段とは違う相手の内面が見える…知り合いとチャットをする時は、相手も自分も普段とは違う内面を出すので面白いです。
  6. 出会いがある…もしかしたらチャットによって恋人や友人が出来るかもしれません。
  7. 好きな時間にすきなだけ話すとこが出来る…チャットはインターネット上に沢山あり色々な内容のモノがあります。スポーツについてのチャットや音楽についてのチャット、これによって自分の好きな会話が楽しめます。また、24時間チャットは出来るので自分の好きな時間にすることが出来ます。
  8. タイピングが上手になる…初心者にとってはタイピングの練習にもなります。早く返事を返そうと思ってやっているうちに、いつの間にかタイピングが上手くなっています。
 チャットには長所も沢山あるかわりに短所も沢山あります。
  1. 雰囲気を乱す人がいる…チャットに参加する人には良い人ばかりとは限りません。雰囲気を乱したりする人も中にはいます。雰囲気を乱す人とは…
    • 攻撃的な発言ばかりをする人
    • 個人的な情報を追及する人
    • 会話を楽しむという前提がない人
    • 不満のはけ口にしている人         
    • ナンパやストーカーをする人
    • 誹謗中傷する人
    • アラシ
    • 噂を流す人
    • 最終目的が性犯罪の人 …などです。
  2. タイプ能力がある人しか楽しめない…初心者のうちは、タイピング速度が遅いのでチャットの会話に着いて行く事ができなくなります。でも練習すれば直ぐに上手になります。
  3. 無意識のうちに相手を傷つけることがある…相手を傷つける原因とは…
    • ゲーム感覚になりすぎる…チャットは生身の人間と会って喋る訳じゃないので、ついゲーム感覚で物事を言ってしまう事があります。言った本人は、何も思って無いかもしれないけど言われた人は物凄く傷ついてしまう事があります。
    • 初心者がルールを知らずにやる…初心者がネチケットを知らずにやってしまうことがあります。ネチケットとはネット上で守られるべきルールのことです。
    • 本当に親しい関係だと勘違いする…チャットルームでは、初めての人とも親しい口調で話をするので、本当に親しい関係だと勘違いをして、立ち入った質問などをしてしまい、相手に不愉快な思いをさせたりするのです。
  4. 現実を捨てて逃げすぎる…チャットに限ったことではありませんが、のめりこんでいくうちに、現実を捨ててしまうことがあります。
  5. 喧嘩になると止まらなくなる…チャットでは相手の顔が見えないので、心情を考えずに喧嘩が発展していってしまいがちです。
では、私たちはどのようにチャットとつきあっていけばよいのでしょうか?
  1. 相手の姿は本物でないことを意識する…チャット上でのキャラクターというものは、互いに本当の自分の姿ではない事を意識する必要があります。よって通常の会話と同じレベルでの会話は期待できないと考えられます。
  2. 相手の仮装の姿を尊重する…相手の仮想の姿を尊重しなければなりません。これをすれば互いが気持ちよくチャット出来るとおもいます。
  3. 現実社会と混同しない…チャット上の仮想と現実社会を混同しないようにする必要があります。現実と割り切る考え方が必要だと思います。現実と仮想を一緒に考えて犯罪に巻き込まれるケースも少なくありません。
  4. 個人情報を安易に公開しない…個人情報の公開は、犯罪につながるケースが多いので、安易に公開すると危険です。

 「ITとは何か?」…この問いの答えを求めれば、そこには必ず「仮想現実」という言葉が存在します。IT=情報技術は人の想像力と知性によって発達してきました。つまり、ITという言葉は本質的に「仮想現実」の意味を含んでいるといえます。「バーチャル-リアリティー」とは、コンピューター技術や電子ネットワークによってつくられる仮想的な環境から受ける、さまざまな感覚の疑似的体験のことです。「仮想現実」とはその和訳。狭い意味では、仮想現実はITとともに発達しているといっても過言ではありません。すなわちIT自体と仮想現実は切っても切れない関係であるといえます。すなわち私たちは「ITそのものが仮想現実である」という結論に達しました。つまり「仮想現実」がITの発達を促し、ITが仮想の世界を構築するのです。

 現実(自分)とITとの関係を考えるとき、そこにチャットという一つの手段が存在します。チャットはITの発達が可能にしたコミュニケーション手段の一例です。前に述べたように、チャットの場合、その裏には必ず人間がいます。IT全体のことを考えてみても、ITが人の手によって作られてきた以上、ITが提供する仮想現実の後ろには人間がいる場合が多いです。だから、自分の利用するITの仮想現実(インターネットで外界とつながっている場合が多い)をゲーム感覚で扱ってよいのかをよく考えることが必要です。

 人の想像力によって生まれたIT。そこにある無数の仮想現実。しかし、その後ろ側にいるのは生身の人間です。人と人との関わり方、接し方を学び、決して現実と仮想の世界を混同して考えてはならないのです。そうしなければ、この歌のように、未来は仮想狂気の世界になってしまうかもしれません。

司会:
 人の頭の中にあるべきバーチャルの世界を現実に作り上げたもの。それがテーマパークではないでしょうか。テーマパークは、来る人をみな魅了し、バーチャルの世界に引き込んでしまう力がありますね。それではテーマパークの発表どうぞ。
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