読書界1月号『図書委員おすすめ新刊本』      2012/1/19

 

「スパイクス―ランナー」 あさのあつこ 幻冬舎             1−2 加藤七海

 陸上部に復帰した長距離ランナー・碧李は、復帰後初の大会でレースの天才・貢に出会う。
 二人が対峙した時、レースに化学反応が起きる―。
 一番の見どころは、碧李と貢のレースの場面です。臨場感あふれるレース展開に、あなたも夢中になること間違いなし!
 読んだ後、清々しい気持ちになる、爽やかな青春小説です。
 陸上部の人はもちろん、運動部以外の人にもおすすめの一冊。
 前作「ランナー」も図書室にあるので、ぜひ合わせて読んでみてください!

 

「舟を編む」 三浦しをん 光文社                     2−1 大嶋ちひろ

出版社の辞書編集部に迎えられた主人公が、辞書「大渡海」を編むために切磋琢磨するストーリー。 (恋あり笑いありで、すいすい読めます。)
 専門的な職業を巧みに描くことで定評のある「三浦しをん」が、知られざる辞書編集部の世界を描きます。一つ一つの言葉の大きさに気づくことができる一冊。
 言葉のために人生を捧げる人々が生き生きと描かれています。
 やっぱり言葉は深くておもしろい。

 

「男の子のよろこぶお弁当 母もらくちん息子」 藤野嘉子 文化出版局  2−5 池上秀彦

みなさんはお弁当箱を開けて、「またこれかよ」とがっかりすることはありませんか。僕が紹介するのは男の子が作られたらうれしいお弁当がたくさん載っている本です。男子の皆さんはこれを読んでおうちの方においしいご飯を作ってもらいましょう。女子の皆さんはこれを読んで大好きな男の子に作ってあげましょう。もちろん女子の方が食べても構いません。図書室には「女の子のうれしいお弁当」という本もあります。ぜひ見てみて下さい。

 

「野球にときめいて 王貞治 半生を語る」王貞治 中央公論新社     2−5 櫛谷優希

この本は「世界の王」と呼ばれている王貞治の野球人生について書かれています。
 
王貞治といえば、「世界の王」と呼ばれるほどのホームランをたくさん打った選手でした。このように活躍した人から学ぶことは多いと僕は思います。この本は王貞治本人が書いているので、彼の多くの気持ちや考え、悩みなどを知ることができます。
 わかりにくいところもあるけれど得ることも多いと思うのでぜひ読んでください。