平成23年度事業報告1 Fujishima Senior High School SSH

 

 

 

1学期に行われた取組を紹介します。 

 1年生『研究基礎』  

週 に3回,情報に関する内容と課題研究の取組を行っています。1学期の課題研究系の授業では,少人数グループに分かれ,身近な話題を用いてメディアリテラ シーやプレゼンテーションの方法について学びました。「研究基礎の授業が楽しみ」という声が聞かれるほど,皆生き生きと活動に取り組んでいます。

 

2年生「研究S/A/B」

  2年生『研究S,A,B』 

研究基礎で学んだことを活かし,自ら設定した課題について,主体的に研究をすすめていくことを目標に,4月から「研究S,A,B」がスタートしました。一人ひとりの興味・関心に応じて課題を設定し,課題研究に取り組んでいます。


研究Bにおいては、7月14日(木)の5,6,7時間目に「中間経過報告会」を実施しました。9分野11会場に分かれ,「研究B」の各グループが、専門的な知識を持った先生の前でこれから研究していこうとしている内容についての発表を行い、その後で先生方から適切なアドバイスをもらいました。先生からのアドバイスを受け、どのような方法で今興味を持っていることについて研究していくかということが、鮮明になってきたようです。12月の「生徒課題研究発表会」に向けて有意義な時間と なったようです。

 

1年生研究基礎   サイエンスダイアログ(5月23日実施)

講師:京都大学 Adeline Wall 博士 (フランス)
参加生徒 全学年希望者 14名
内容:フランスについての説明の後で、琵琶湖底泥における有殻アメーバについての説明、そしてそれに関連する微生物の生態について博士の研究内容が紹介されました。講義後にもたくさんの質問が寄せられ、参加者の関心の高さが伺われました。

 

医学セミナー 
医 学系進路希望をもつ生徒を対象に,医療現場の医師,看護師そして大学で研究している研究医師などから,医学に必要な素養,心構えや医療の現場の様子などの 講義および病院見学などを年間5回行っています。今年度は,昨年よりも参加者が大幅に増加し93名が参加しています。
第1回医学セミナー

第1回(5月10日実施)


講師:福井大学医学部感覚運動医学講座 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授 藤枝重治 氏
参加生徒 1年 52名 2年 31名 
内容:参加者が最も関心のある「医学部に入るには?」「医師になるには?」「医師に向いている性格は?」といったことをテーマにお話を頂きました。参加し た生徒は,医師への道のりの厳しさ,また医師になってからも日々勉強が必要であることを再認識したようです。

第2回医学セミナー

第2回(7月13日実施)

講師:福井大学医学部付属病院特殊診療施設総合診療部教授  林 寛之 氏
参加生徒 全学年より希望者 93名
内容:映像やクイズを交えて,ERについての説明を頂きました。また,医師として働くためには,体力はもちろん,英語やコミュニケーションスキルも必要で あることを参加者に強くお話されていました。林先生の話を聞く参加者の表情は生き生きとしており,医療関係の仕事に就く志望が高まったという感想が多く聞 かれました。

医学セミナー第3回

第3回(7月27,28日実施)福井県立病院見学

参加生徒 全学年より希望者52名

☆参加生徒の感想より☆
・病院の中ではたくさんの人が、それぞれの役割を持って働いているから、病院が成り立っているのだと実感をしました。同じ病院の中でも、それぞれの仕事場で違う雰囲気があって、やっている仕事も違うけれど、どれも大切な役割で、自分の仕事に誇りを持っているなと感じました。
・今回見学した県立病院は、県下では最先端と思われる機器や施設が備わっているようでした。広いロビーは災害をも考えてのものだと聞き、すごいと思いました。どの人も自らの仕事に自信と誇りを持っているようで、私も将来このようになりたいとあこがれの感情を持ちました。
・先生の講義を受けていちばん感じたことは、医師という職業においては、患者さんのために、そして自分自身のスキルアップのために一生勉強していく職業なのだということです。今から頑張ろうと思いました。

 

研究基礎講演会

  「研究基礎」講演会(7月12日実施)

講師:福井大学大学院工学研究科 飛田英孝 教授
参加生徒:1年生 342名
演題:『つながりの科学:分子の世界、人間の世界』

☆参加生徒の感想内容より☆

・科学での専門的な理論と人間関係がこんなに似ていて、つながっているとは思っていなかったので、とてもびっくりしました。難しい数式なども少しあったけれど、この講演会に参加したことによって今日あまり理解できなかったところを理解できるようになるためにも色々な分野の勉強をしてみようという気持ちや、自分の知らないことをどんどん知りたいという気持ちがとても強くなりました。
・学ぶ姿勢や礼儀など、当たり前のことではあるけれど、なぜやらなければならないのか、と問われると答えられないようなことの真の意味を深く教えていただき、改めて当たり前のことをしっかりとやることはとても大事なことなのだなと気付くことができました。

 

サイエンスキャンプ

  職業研究講座サイエンスキャンプ(7月19日実施)

参加生徒:1年生希望者 35名
内容:県内にある最先端の科学技術や世界に誇れる技術をもつ企業や研究所を訪問し、その技術の基本にある科学的な原理や理論を学びました。今年度は、日華化学に10名、テクニカフクイに25名が訪問し、実験や実習をさせていただきました。
☆参加生徒の感想より☆
・まず僕は福井にこのような大きな会社があることを知らなかったので、ここに来て驚きました。そして、このオーディオテクニカの技術がカラオケからスポーツ関係、総理官邸に使われていることも初めて知りました。
・一般の人にはまず一生で一度も触れることのない空間を体験させていただき、貴重な人生経験になりました。人間は一生のうちに世の中のほんの一部にしか触れることができないので、このような機会を通してこれからも様々な経験を積んでいきたいです。

 

若狭湾研修

  若狭湾エネルギー研究センター研修(7月19日実施)

参加生徒:2年生理系生徒希望者 25名
内容:敦賀市にある財団法人若狭湾エネルギー研究センターにおいて,最先端の測定機器を利用した実験・実習を行いました。研修を通して,実験に関する知識や技術,実験を考察する能力を高めることができたようです。
☆参加生徒の感想より☆
・数千万~数億円する機器にも触れる機会があり、すごく良い体験ができたと思う。
・計算は上手くいかなかったものの、実験自体はそれなりに上手くいって、綺麗に金・銀の鏡をつくることができた。
・今回やった研究の内容も普段研究Sで行っているものと共通する部分が多々あって、特に金属の含有量の部分については、今後大きく生かすことのできる内容であった。

 

サイエンスチャレンジ

  サイエンスチャレンジ(8月1日~5日に各分野実施)

参加生徒:1年生希望者 (のべ18名)
内容:科学への興味・関心を高め、日頃の数学・理科の学習とは違う実験・実習を福井大学で体験しました。数学、物理、化学、生物、地学の専門の先生方からそれぞれの分野について御指導を頂きました。
□生物分野(8月1日実施)『生きている細胞を観るには』
福井大学教育地域科学部 前田 桝夫 教授
□地学分野(8月2日実施)『走査型電子顕微鏡で見る九州からの使者(火山灰)』
福井大学教育地域科学部 山本 博文 教授
□物理分野(8月5日実施)『目で見・測ってわかる物理学』
福井大学教育地域科学部 栗原 一嘉 准教授
□化学分野(8月3日実施)『実験演習(分析化学)』
福井大学教育地域科学部 中田 隆二 教授
□数学分野(8月1、4日実施)『(準)正多面体を作ろう』
福井大学大学院工学研究科 古閑 義之 准教授

 

東京研修

SSH第2学年東京研修(8月8日~10日実施)

参加生徒:2年生理系生徒希望者 10名
内容:最先端の研究内容に触れ、サイエンスの世界を満喫できる機会として、2泊3日の日程で、理化学研究所、物質・材料研究機構、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、日本科学未来館での研修を行いました。

☆参加生徒の感想より☆
・どの施設でも外国人研究者の数が多く、また日本人の方も英語を使いこなしていた。世界は本当に狭くなっていて、英語の習得はもはや必須であると感じた。
・最先端の研究に触れ、いかに科学が進歩していて、日々研究員の方々がどれほどの情熱を持って研究に取り組んでおられるのかを知ることができた。

 

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