実際の職場を見学させていただき、職業人としてのあり方、生き方を学び高校生としての職業観を身につける、また、その職業に至るまでのプロセスを理解する。
平成24年7月19日(木)
目的
日時
参加者
訪問先 | 内容 |
井上法律事務所 | ・弁護士としての仕事内容説明 ・資格取得について ・高校時代に身につけたいこと |
福井新聞社 | ・紙面作り ・国際的な情報と地元情報の整合 ・マスコミ就職について |
福井大学 教育学研究室 | ・教育学系・特別支援教育系・心理学系の研究室見学や実習 |
福井地方裁判所 | ・裁判官についての説明 ・ビデオ視聴 ・法廷見学(傍聴) |
福井銀行本店 (日本銀行福井事務所) |
・窓口などの見学 ・日本銀行の働き |
福井県立大学 経済学部 | ・日本とロシアの関係について ・海外で研究すること |
福井総合病院 | ・4つのコース(医学・薬学・看護学・理学療法)に分かれての講習 |
テクニカフクイ | ・会社説明 ・ビデオ視聴 ・工場見学 ・講義、質疑応答 ・実習「紙コップスピーカー作り」 |
福井大学大学院 工学研究科 |
・研究室見学 ・実習 |
田中化学研究所 | ・会社説明 ・工場見学 ・講義、質疑応答 |
福井県農業試験場 | ・研究内容説明 ・農業新ビジネス創出について |
平成24年度
を実施しました
○井上法律事務所
弁護士は、何も裁判だけをする人ではありません。ちょっとした個人のトラブルの相談を受けることも あるのです。僕はそういう小さなトラブルに寄り添ってあげられる仕事って良いなあと思いました。
○福井地方裁判所
「やりがいはありますか」という質問に対する「誇りをもっている」という答えの言葉は、僕の心に響きま した。裁判の傍聴では、本当にこんな風に裁判は行われるのだなあと実感しました。とても緊張感があ り、こんな職業に自分がなっていいのかと思うぐらいでした。
○福井新聞社
会社の方は、この仕事に誇りを持っていて、「作った新聞は次の日にもういらなくなるかもしれないが、 100年後には歴史の1ピースになる」ということを熱く語ってくださいました。歴史を作るという事はスケー ルが大きすぎる話でしたが、僕も将来、そんな誇りを持てるようになりたいです。
○日本銀行 福井事務所
今までにも何回か銀行を見学したり、お話を聞いたことがあるけれど、実際の仕事に触れたのは初め てだったので、とても貴重な経験でした。銀行員に必要なのは「相手を思いやる心」だという話を聞いて、 なるほどと思いました。
○福井県立大学経済学部
最初のお話では「経済学」と「経営学」について聞き、分かりやすいように身近なハンバーガーやコン ビニにたとえて説明していただきました。ロシアと日本の関係についてのお話では、意外と知らなかった ロシアと日本の結びつきの強さを初めて知りました。ロシアでは今、急激に経済が成長していて、その特 徴を「マクドナルド」にたとえて、教えていただきました。今後のロシアの成長について関心をもって見て みたいなあという気持ちになりました。
○福井大学大学院 教育学研究室
理論と実践を行き来することが大事というのが心に残りました。机の上で勉強するだけでなく、実生活 と結びつけて学んだことを人に説明できるような教育に変えたいというお話が印象的でした。また、探求 ネットワークという大学生と小学生が交流する取り組みにも興味を持ちました。普通ではできない体験を 小学生の頃にできるのは、本当にいいなあと思いました。
○福井総合病院
父が整形外科をしているのですが、知らなかったことがたくさんあり、とても参考になりました。手術室 に入って、実際に執刀しているところにも立ち会うことができました。また今回は「つながり」を感じること が特にできました。最初に入った手術室にはこの学校の先輩のお父さんがおられたり、自分の病院か ら患者さんが運ばれてきていたり・・。部活帰り、寝て過ごすよりとても有意義な時間を過ごすことができ たと思います。
○福井県農業試験場
この講座を受けて、初めて知ったことは、ポストコシヒカリというものを開発していることです。コシヒカ リよりもわらが短いもの、出穂期が遅いもの、玄米の外観の良いもの、病気に強いものを選抜して平成 29年にはポストコシヒカリができるそうです。ポストコシヒカリについてのニュースをいつか見られることを 楽しみにしています。
○福井大学工学部
まず驚いたことは教授になることの難しさです。僕は今まで、教授はそれ相当の能力があればなれる ものだと思っていました。しかし、教授の話を聞いて、才能や運やものすごい努力が必要だということが 分かりました。また、研究による実績も必要であることが分かりました。
生徒の感想から(一部抜粋)