「全勝したかった」若き剣士が世界の舞台へ ( 04.01.30 )

  新春、また一人藤 高生がエライ事をやってのけた。今月、フェンシングの世界ジュニア・カデ選手権大会最終選考を兼ねた第11回JOCジュニアオリンピック・カップ大会が東京の駒沢体育館で行われ、その最終日である12日にフェンシング部の橋脇君(1-10)が男子カデ(14-16歳)の部エペで優勝を勝ち取ったのだ。 これで、橋脇君は4月にブルガリアで開催される世界大会への出場を決めた。ここで説明しておくと、エペとはフェンシングの試合形式の1つで 一番制約の少ない種目だ。体のどこを突いても有効となり、フルーレやサーブルといった他の種目のように攻撃の手順も決まっておらずただひたすら相手を速く突けば勝ちというルールである。決闘の要素が 一番色濃く残っており、その激しさから電気審判機が一番最初に導入された種目でもある。これには総勢55名の全国の猛者達が参加していたが、橋脇君は予選を4回戦まで順調に突破し決勝プールでは5戦中4勝という文句なしの成績で優勝を決めた。
 橋脇君はフェンシングを小学1年生から始めたそうで、父親にやれと言われたのがきっかけであったらしい。新聞部のインタビューに対し、「決勝は6人で行って、5試合中最初4連勝して最後に負けた。けれど優勝してしまって実感がなかった。出来れば全勝したかった。」と話しながらも「世界では日本の影が薄いように思われているが、日本が強いというところを見せつけてやります。」と意気込みを語った。彼の今後の目標は「世界で勝つこと」と「部員を増やすこと」。福井の若き剣士にいよいよ最高のステージが見えてきた。