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インタビュー
〜藤高の生徒や先生の声を聞いてください〜 


藤高座談会〜校長先生に聞く!

 2004年9月22日、藤島高校・校長室で行われた座談会の模様です。

 参加者は広部君(3年)、虎尾さん(2年)、服部さん(2年)、そして長谷川義治校長先生でした。

 生徒諸君が藤島高校について日頃考えていることを、校長先生に直接にぶつけてみようというこの企画。夕方4時30分に始まった座談会は、終始和やかな雰囲気のもとで行われました。
広部:まず、自己紹介をしたいと思います。ぼくは、生徒会長の広部です。

虎尾:生徒会書記長の虎尾です。
服部:生徒会会計長の服部です。今日はよろしくお願いします。

校長:この4月に本校に校長としてまいりました長谷川です。よろしくお願いします。
広部:はじめに、この学校の印象からお願いします。
校長:まず、非常に自主的な学校だという印象です。授業も何度か参観しましたが、とてもまじめで、熱心に話を聞いています。態度も良好です。それから、学校行事では、学校祭やオ−プンスク−ルを見ていると、生徒たちが実に主体的に行動しています。これは、私もこれまでにいくつかの学校に勤務しましたが、その中でもトップレベルだと思います。
服部:私も、今年は生徒会執行部の一員として学校祭を経験してみて、みんなが本当に頑張って学校祭を楽しんでくれたことに、感動しました。
虎尾:私は、みんなが自分の考えをしっかり持っているなと思うんです。そして、みんなと一緒にいると、自分も成長することができて、なんか、いい学校だなと思います。
広部:先生方も、生徒に全部を任せてくれて、何でもやらせてくれたおかげで、学校祭では自分たちの好きなことがやれました。あと、入学したてのころは、勉強ばかりの学校という印象がありましたが、実際は、部活動とか、個人の趣味とかで、いろいろなスペシャリストが集まっているなという感じで、勉強だけじゃないということを感じます。
先生は他校に勤めていらっしゃるときは、藤島のイメ−ジはどうでしたか。
校長:私は、(高等学校への勤務としては)16年間のブランクがありまして、その前にはある高校に勤めていました。その時はテニス部の顧問をしていまして、大会の時に藤島の生徒に会うわけですが、その当時は、藤島の生徒は2年生で部を引退する者が多かったようです。その様子を見ていて、藤島はずいぶん厳しい状況にあるんだなという印象を持っていました。もっとも、それは、学校群になる前の時代の話で、今年、藤島に来てみて随分と状況が変わっているなと思います。今は運動部の加入率が60%です。文化部も入れると80%になります。この加入率はすごいと思います。勉強もしっかりし、趣味の部分でも自分を伸ばしている点がすばらしいですね。
虎尾:では、次の質問です。校長先生の理想の高校生像を教えてください。
校長:私にも、2人の子供がいますけども、その子供たちにも高校時代があって、親として高校生を見てきました。それから、教員としても、これまでに高校生を受け持ってきました。その間ずっと私が持っていた理想の高校生の姿というのは、「高校時代にしかできないことにしっかり打ち込んでほしい」という一言になります。高校時代というのは、徐々に自分というものができてくる時期です。それまでは親に依存して生きていたのが、徐々に自分で歩き出す時期ではないかと思います。この時期に、高校時代にしかできないことをやる。例えば、勉強や部活動をしたり、読書をしたりする。この時期はだんだん周りが見えてくる。周りの人とのかかわりの中で、自分とは何かを考えるようになる。それらが、すべて、自己の確立のプロセスになるわけです。高校時代はそういう(大事な)時期なので、精一杯チャレンジしたり、悩んだりしてほしい。例えば、人を好きになることも大切です。広部君はどうですか。
広部:僕はふられてばかりですよ。
校長:ふられることも自分を成長させるのですよ。悩むことも一生懸命して欲しいと思います。悩むことは停滞だと思うかもしれないけど、その先の成長につながるエネルギ−と思ってほしい。皆さんは、そういう意味では理想の高校生になっていますか。
服部:なっているのかな。
校長:私のような年齢になると、何かを覚えるということが特に苦手になってきますが、高校生の間に覚えたことというのは、意外と覚えているもんですよ。例えば、私が昔暗唱させられた方丈記の一節なんかは、今でも出てくるみたいにね。だから、やっぱり(高校時代は)そういう時期なのかなと思いますね。
服部:私も覚えるのは苦手です。私は放送部や趣味のことなので、いろいろと模索している状態ですけど、それを理想と言えるかは分かりませんが、高校時代を過ごしているなという感じはします。
広部:僕は、高校時代の友人は後々まで続くということを聞いたことがあるので、いろいろな友人を作りたいです。
校長:確かに、本校で行われている行事の「ようこそ先輩」を見ていると、本校の同窓生はとても仲がいいですよね。多分、高校時代の友人関係には損得がないからでしょうね。だから、長続きするんです。今はそういう意味で何でも話し合える時期なんでしょうね。ぜひ、生涯長続きするような多くの友人を作ってください。
広部:あと、今後の将来のことなんですけど、将来どういうことをしたいかというようなことを、高校時代のうちに、しっかりと持ちたいと思います。
校長:私の場合は、自分が教員を目指そうと思ったのは、高校3年生の6月ごろでした。自分の得意なことを伸ばしながら、仕事に就けるのが一番いいと考えていたんですね。そして、数学がたまたま好きだったので、数学の教員になろうと思いました。でも、大学で学ぶことがそのまま仕事に活かせることが大事かというと、そうではないと思うんですよ。私の知っている人に、考古学を大学で学んで、今は公務員をやっている人がいますけど、考古学自体は公務員の仕事と直接役立つわけではないけど、何か新しいことを身に付けるという技術としては役立っていると思いますよ。ですから、もう少し枠を広げて考えることが大事ではないでしょうか。もう、希望する進学先は決まっていますか。
虎尾:私は建築の方に進みたいと思っています。
服部:私は法律を生かして国際的な仕事をしてみたいと思います。
校長:偶然ですが、実は今、建築家の人が書いた本を読んでいるんですが、建築家には中に住む人のことも含めて、幅広い考え方のできることが大切なようですよ。数学や物理だけではなくて、美術や音楽や自然環境のことなど幅広い知識が総合的に身に付いていないと仕事ができないようですね。ぜひ頑張って実現してください。法律を学ぶ上でも、まずそこに生きている人間がいるということが前提としてあります。それから、法律の文章というのは、とても数学的に書かれています。数学もしっかり勉強してください。高校では、大学入試のこともあって、文系と理系に分かれていますが、一人の人間としては両方必要なんです。
虎尾:最後に現在受験を考えている中学生にメッセージをお願いします。
校長:ぜひ本校で力を付けてほしい。人間としての本当の意味での力をですね。もちろん、その中には学力は当然あります。だけど、学力だけでは絶対だめです。思いやりや優しさ、そういった人間としての力ですね。ちょうど、自己が確立してくる時期だから、何事にもチャレンジしようという中学生にたくさん受験してほしいと考えています。失敗するとかしないとか、そういう結果ではなくて、目標に向かって自分で工夫しながら努力していくということを楽しめる生徒に来てほしいと思います。オープンスクールでは、中学生の皆さんに2つのことをお願いしたんですけど、一つ目は学習習慣を身に付けること。もう一つは、朝食をきちんととるということです。どちらも難しいことではないと思います。家庭での学習時間は、中学3年生だったら15分×9と言われているんですよ。(小学校が6年と中学校が3年だから)中学校3年生だから9学年になるでしょ。高校生は高校の学年プラス2時間はしてほしいですね。オープンスクールではそのように伝えてあるので、皆さんはそれにはじない立派な先輩になってください。
広部:今日は本当にありがとうございました。
 
 いかがだったでしょうか?
 この座談会、今回は総勢4人で行われましたが、また人数を増やして行うと面白くなりそうですね。
 校長先生も、「またこういう機会を持ちたい」とおっしゃっていました。


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