平成22年度 「学校評価」結果報告
1 平成22年度に実施しました「学校評価」の「アンケート結果」ならびに「学校評価書」を掲載します。
2 以上のものについて学校関係者からご講評をいただきました。
問
- 学校評価書の成果と課題が適切かどうか。
- 成果と課題を踏まえた今後の改善策・向上策が適切かどうか。
- その他
教育課程・学習指導・研修
- 教育課程学習指導では、内容の絶対量がやや過多なのではないかと感じられるが、質を落とさず、量を絞ることに工夫と個別化の対策が可能ではないか。
- 各教科担任の質問への対応に13%の生徒が満足していない。質問は生徒が能動的に取り組んでいる証であり、13%でも多いと思われる。
- 授業の理解が不十分、課題に取り組む姿勢が不十分との結果について、学年ごとの回答、進級にともなう変化にも着目したい。
- 「生徒の能力に合った教科指導をおこなっているか」は最重要項目と思われる。先生からの意見はおおむね充実であるが、生徒からは授業内容を十分に理解できていないなどの意見がみられる。ここのギャップを埋めていく努力と方向性の確認が必要である。
- 「一人ひとりの生徒に対する課題の取り組み状況を踏まえ、教科担任と担任が連携して適切に指導する。」とあるが、課題の取り組み状況の把握にも、教科担任と担任の連携にもばらつきが生じやすいと思われる。意思疎通のための時間の設定や、内容についての職員会議や作業班などでの討議が必要ではないか。
生徒指導
- 挨拶・容儀の端正化は、目標指数を大きく上回り、生徒が校風として意識していることを実感する。
- 指導があるからではなく、生徒の自覚と自主性により後輩に受け継がれ、根付いていくことを望む。
- 部活動、学校活動は大変活発である。生徒同士が学び合い高め合う場として、引き続き支援をお願いしたい。
- 生徒指導では、学校内の前向きな空気を醸成するために、挨拶や会釈、姿勢や気配りなど、単純で徹底しやすいものをしっかり定着させることも良いのではないか。
- 部活動の奨励や支援の方法も、担当の先生の努力や熱意に頼るだけでなく、学校やPTAとしての、組織的支援策を充実させる必要性があるように思う。
進路指導
- 日頃のきめ細かい指導が高く評価されている。
- 教職員・保護者の満足度が高いにもかかわらず、20%の生徒が進路の情報が得にくいと回答している。情報の量と質が充実していても、自分にあった進路を見出せず悩んでいるとも受け取れるので、指導が行き届くよう望む。
保健管理
- 相談件数が大幅に減少したことは、大変喜ばしい。温かいサポートによる信頼関係と良好な友人関係により、学校生活に対する満足度が向上した表れであろう。
- 少数であっても一人で悩む生徒がないよう、引き続きケア体制の充実を図る。
- 環境美化の項目は、公共心の育成という観点から、もう少し広い活動を対象とした問いを設けた方が、指導としても評価としても適当ではないか。
施設設備
- HPは学校の教育活動等の情報を得るには身近で大変有効な手段である。情報発信・連絡の場として大いに活用していただけるとありがたい。
- 新嶺会館のような質の高い教育環境は、他校では見られず、大変恵まれていると感じている。
図書
- 広報活動については大変工夫されている。
- 生徒自身の活字離れ、時間的制約をどう解決するかが課題である。学級ごとに本を配置する、読書タイムを設ける、長期休暇の有効利用など、何かよい具体策はないか。
SSH研究
- 緻密な研究と計画に基づいた多彩な事業があり、保護者の期待も大きい。
- 自ら課題を設定し研究に取り組む活動は、創造力・探究心・コミュニケーション能力の向上に有効であり、生徒同士が学び合うことにより人間力育成につながるものと期待する。
全体(総括)
<評価後の対応について>
- 良い指標が90%近くであるものが多く、全体としては問題が少ないが、生徒指導と進路指導で、15%から20%の生徒が「どちらかといえばいいえ」や「いいえ」と回答をしている項目は、対策による改善が可能ではないか。
- 保護者の高い評価から、学校や先生方に対する信頼度・期待度の大きさが窺える。しかし、学校任せではなく、家庭の役割を認識し、学校と連携する意識も必要であると考える。
- 個々の問題を整理し、問題の優先度や内容に応じて議論をすすめ実行に移すなど、改善の進め方を工夫するとよいと思われる。
<目標や基準の設定について>
- 高校としての一般的評価項目に加え、藤島高校の独自性や重点テーマを設定したチャレンジ課題があっても良いように思える。よりカラーを出して、この時代にはこういった項目に重点を置きたいとの意思を示し、それに基づいた評価が加わることによって、より改善していくことができるのではないか。
- 絶対値での評価だけでなく、前回の調査との増減や傾向なども評価すると、対策の効果が解りやすい。毎年同じような数字が出ているのか、それとも今年だけ特別なのかによって対応は変わってくる。経年的な指標の設定も必要である。
- 満足度、達成度の高いものは、更なる目標指数の設定も可能ではないか。
- 生徒や保護者の不満等が具体的にわかるような回答方法を工夫し、それを踏まえて改善策・向上策を考えることも大事なのではないか。
- 高校生活の中で学ぶべきものに、自己管理や自主性、受け身でなく積極的に取り組む姿勢を経験することがあると考えられる。そのような点の項目や評価があまりカバーされていないのではないか。
「学校関係者評価」を踏まえた今後について
- 少数意見にも目を向ける。全体として目標を達成したとしても、2割弱の生徒が否定的な回答をしている項目もあり、さらに成果を高める努力を怠ってはいけない。
- 教員間の意思疎通を図る場を設定する。学年会や教科会など既存の会議を利用して、改善改革の方向性を探っていく。校務分掌を横断した議論の場を持てるようにする。
- 保護者からの高い評価や期待に応えられるよう、今後も教員がさらに自己研鑽に励む。そのための研修の機会を確保する。
- 単年度における評価と目標指数との比較に加え、同一項目の経年比較により課題と効果を評価する。
3 これらの「学校評価」の結果を参考にしながら、藤島高校の教育をより質の高いものに改善していきたいと教職 員一同考えております。御意見等があればお寄せください。
また、平成23年度以降も「学校評価」を実施していきますので、保護者の皆様の御協力をお願いいたします。
学校評価委員会